車の運転
Q
くすりを使用しているときに車の運転をしてもいいですか?
A
くすりによっては使用後に、眠くなる、注意力が低下する、目がかすむ、めまいがするといった副作用が起こる場合があります。こうしたくすりを使用するときには、車の運転をはじめとして、高いところでの作業や危険を伴う機械の操作などはおこなわないようにしてください。運転などが禁止されているくすりもあります。
参照
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医薬品医療機器総合機構. くすりQ&A
https://www.pmda.go.jp/safety/consultation-for-patients/on-drugs/qa/0015.html
https://www.pmda.go.jp/safety/consultation-for-patients/on-drugs/qa/0018.html
(すべて2025年4月閲覧)
医療用医薬品の場合は医師や薬剤師から説明があるよ。
市販薬の場合はパッケージを確認するか、薬剤師や登録販売者*に聞いてみてね。
医療機関で処方されるくすり(医療用医薬品)の場合、運転や危険な作業をおこなってはいけないくすりについては医師や薬剤師から説明があります。自分の判断で使用をやめたり量を調節したりせず、不安に思うときには、医師や薬剤師に確認してください。
市販薬(OTC医薬品)の場合、一部のくすりについては購入時に薬剤師から説明があります。またパッケージにも記載がありますが、わからなければ薬剤師や登録販売者*に確認してください。

*:一般用医薬品(第2類・第3類)についての知識を持ち、都道府県の試験に合格して登録された人のことです。
参照
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医薬品医療機器総合機構. くすりQ&A
https://www.pmda.go.jp/safety/consultation-for-patients/on-drugs/qa/0018.html
(すべて2025年4月閲覧)
監修:昭和医科大学(旧 昭和大学)薬学部 社会健康薬学講座 社会薬学部門・
臨床薬学講座 臨床栄養代謝学部門
客員教授 倉田なおみ
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解説
眠気、注意力の低下、目の症状などは、内服剤(飲みぐすり)だけでなく、注射剤や貼付剤(貼りぐすり)、坐剤、点眼剤(目ぐすり)などでも起こることがあります。また、前ぶれなく突然眠りこむ、意識を失うなど、急に起こることもあります。
このような副作用があるくすりは、長く使用している場合でも、使用する量の変更や体調の変化によって、副作用が強く出てしまう可能性があります。