処方薬と市販薬の違い
Q
医療機関で処方されるくすりと市販されているくすりはどう違うのですか?
A
医療機関で処方されるくすり(処方薬)は、医師や歯科医師の指示で使用するくすりです。一方、市販薬は薬局やドラッグストアなどで購入できるくすりです。
参照
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医薬品医療機器総合機構. くすりQ&A
https://www.pmda.go.jp/safety/consultation-for-patients/on-drugs/qa/0025.html (2025年4月閲覧)
薬局やドラッグストアの薬剤師や登録販売者*に相談してみよう!
風邪薬ひとつをとっても、薬局やドラッグストアにはいろいろな種類の市販薬が並んでいます。どれを選んだらいいか迷うときは、薬剤師や登録販売者*に相談してみてください。症状や体調に合ったくすりの選び方を教えてくれます。

*:一般用医薬品(第2類・第3類)についての知識を持ち、都道府県の試験に合格して登録された人のことです。
参照
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厚生労働省, 日本薬剤師会. 知っておきたい薬の知識(令和6年10月)
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001297616.pdf
(2025年4月閲覧)
監修:昭和医科大学(旧 昭和大学)薬学部 社会健康薬学講座 社会薬学部門・
臨床薬学講座 臨床栄養代謝学部門
客員教授 倉田なおみ
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解説
処方薬は「医療用医薬品」とも呼ばれ、原則、処方せんがなければ入手することができません。医師や歯科医師が診察をおこなったうえで、その人に合わせてくすりの種類や量を決めるため、自分の判断で使用あるいは中止しない、ほかの人に譲ってはいけないなどの注意点があります。一方の市販薬は「OTC(Over The Counter)医薬品」とも呼ばれており、薬剤師などのアドバイスを参考に、症状に合わせて自分でくすりを選んで購入することができます。