お薬手帳
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お薬手帳使ってますか?
お薬手帳は、処方されたくすりの名前、飲む量や回数、副作用など、あなたが使用しているくすりの情報を記録するための手帳です。
処方されたくすりについては薬剤師が記入してくれますが、自分で購入した市販薬や健康食品、サプリメントについての情報は、自分で記録してください1)。

お薬手帳のメリット
①
一元管理:複数の医療機関に通院している場合でも、お薬手帳があれば、あなたが使用しているすべてのくすりについて医師や薬剤師が確認できます。これにより、飲み合わせなどのチェックが行いやすくなります1)。
②
緊急時に役立つ:災害時や緊急時にも、お薬手帳があれば、どのくすりを使用しているかがすぐに分かります2)。これが迅速な対応に役立ちます。
③
電子版も利用可能:お薬手帳は紙のタイプだけでなく、スマートフォンなどで利用できる電子版もあります。自分に合った形式を選んで使用してください1,3)。
マイナ保険証があればお薬手帳はいらない?
マイナ保険証を利用すると、過去1か月から5年間の処方・調剤されたくすりの情報をマイナポータルで確認できます。ただし、自分で購入した市販薬やサプリメントなどは確認できないため、お薬手帳での管理は引き続き必要です4)。
お薬手帳は1冊にまとめましょう
お薬手帳は、複数に分けず1冊にまとめておきましょう1)。これにより、どの医療機関でも一貫した情報を提供することができます。
出典
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1) 厚生労働省, 日本薬剤師会.「知っておきたい薬の知識」(令和5年10月)
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001146692.pdf -
2) 宮坂信之. 薬はリスク?: 薬を正しく知るために. p107-108, 法研, 2017.
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3) 厚生労働省. 知らないと“損”をする 薬局活用術
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/202309_001.html -
4) 厚生労働省. よくある質問~マイナ保険証について~令和6年7月版
https://www.mhlw.go.jp/content/001230252.pdf
(すべて2024年8月閲覧)