のみ方

くすりが飲みにくい

Q

くすりがのどにつかえてうまく飲み込めません。どうすればいいですか?

A

錠剤やカプセル剤を飲むのは、何気ない動作のようですが、実は液体(水)と固体(くすり)をいっしょに飲み込むという難しい動作です。のどや胸につかえる、あるいは飲み込みにくいと感じたら、遠慮せずに薬剤師に相談してください。たとえば、形のちがう薬に変えるなど飲みやすくなる方法を考えてくれます。

解説

実際に錠剤やカプセル剤がつかえてしまうと、薬の成分がそこで溶け出し、のどや食道に炎症や潰瘍(かいよう)を起こすことがあります。また、飲み込みにくさや、うまく飲めないんじゃないかという不安から、くすりをやめてしまうこともあります。このようなくすりの困りごとは、遠慮せず薬剤師に相談してみましょう。くすりの変更や、飲みやすくする工夫などを提案してくれます。
なお、錠剤やカプセル剤には色々な工夫がされていますので、くすりをくだいたり、カプセルから中身だけを取り出して飲むのはやめてください。くすりが効きすぎたり、十分な効き目が得られなかったりすることもあります。

参照

錠剤(じょうざい)嚥下(えんげ)障害(しょうがい)とは

くすりが飲み込みにくい状態は「錠剤(じょうざい)嚥下(えんげ)障害(しょうがい)」と呼ばれています。

病気や年を取ることで、飲み込む力が低下することを嚥下(えんげ)障害(しょうがい)と言います。
最近では、特に錠剤など、くすりがうまく飲めないことを「錠剤(じょうざい)嚥下(えんげ)障害(しょうがい)」とよんでいます。これはお年寄りだけでなく、薬を飲みなれない若い人にも起こり得る状態です。食事は普通に摂ることができるのに、くすりだけがうまく飲み込めないということもよくあります。

片手に水の入ったコップを持った、お薬が飲みにくいことについて悩んでいる男性と女性のイラスト。「ご相談ください」と言ってやさしく微笑む女性薬剤師のイラスト。

参照

監修:昭和大学薬学部 社会健康薬学講座 社会薬学部門・
臨床薬学講座 臨床栄養代謝学部門
客員教授 倉田なおみ

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